京都府「薬膳インストラクター養成初級講座」に行ってきた!

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KYO
雨の季節になってきました~。と思ったら、空梅雨??
本格的な梅雨はこれからでしょうか。

梅の季節ですね!
実家の庭に梅が大量に実ったので、もらってきました。
今年は青梅漬けだけでなく梅干しにチャレンジしてみようかと思っています。

何の手入れもしていない梅なので、大きさもバラバラ…
いい香りにつられて、思わず子どもが「生でかじってみたい!」と言っていました。
(生梅は毒素があるからダメですが…)

「薬膳インストラクター養成初級講座」とは?

さて、わたくしこのたび、本草薬膳学院の通信講座以外に
薬膳の講座&実習を受けることになりました!

↓その経緯はこちらで。

新たな薬膳講座にチャレンジ!?
通信講座と並行して京都府医薬品登録販売者協会による「薬膳インストラクター初級講座」を受講することになりました!

先日、第1回の授業を受けてきたので、今日はその様子をお伝えします。

私が受けることになったのはこちら↓

公益社団法人 京都府医薬品登録販売者協会による
「薬膳インストラクター初級講座」

食材や中薬、身近な薬草を使った薬膳料理を通じて
京都府民の健康と病気の予防に貢献する人材を育成する

このような目的で開講されている講座です。

講座を運営しているのは京都府医薬品登録販売者協会ですが、
京都府が提唱する講座です。

ここ数年で、健康意識が高まっている京都府民。
そこで京都府では、府民の「健康寿命」をどうやったら伸ばすことができるのか?
健康な人をいかに増やすか?という問題に取り組んでいるそうです。

「健康はバランスの良い食事から。
薬膳の指導者を育成することで、府民に健康的な食生活を伝授する」

これがこの講座の目的。もちろん全員が薬膳の指導者になるわけではありませんが、
こういう目的で行われるようになったのが、この講座というわけです。

健康寿命とは
病気などをせず、人の手を借りずに元気にくらせる状態

毎年10%の人が落第するその理由は?

薬膳インストラクター講座が行われるようになって、2019年で4回目。
私は4期生ということになります。

初年度は40名程度の応募に対して70〜80人が応募したそうですが、
毎年増え続け、今年はなんと344名もの応募があったとか!8倍以上…。
応募1回目にして抽選に通った私は、かなりラッキーだったのかもしれません。

それもそのはず、この講座。
京都府がスポンサーということで、講義と実習合わせて
15,000円(年に10回)という破格のお値段なのです。
民間の学校では絶対この値段では受けられませんから、
人気が殺到するのも無理ないですよね。

しかし高い倍率をかいくぐって受講資格が得られたとしても、
約10%の人が毎年落第するのだそうです。

この養成講座は初級、中級、上級と3年で終了するプログラムなので、
何らかの事情で通えなくなってしまう人もいるのだとか。
3年間休みなく通うのはやはり大変ですよね。

ちなみに、1年に3回以上休むと落第。
休めば必ずレポートを提出しないといけません。なかなか厳しいです。

  • ●初級コース
  • 中医学基礎理論をもとに、食材や生薬を活用できることをめざす。
  • ●中級コース
  • 中医学による本格的な体質診断ができ、体質の偏りを改善するための料理提案ができることをめざす。
  • ●上級コース
  • 中医学の診断法を学び、各種症状に合わせた料理提案ができることをめざす。

授業の様子は?

講義の教室となるのは、京都府医薬品登録販売者協会のビルの3階です。
(地下鉄東西線 西大路御池駅またはJR円町駅が最寄り)

階下で受講料を払い、3階に上がって行くと、すでに人がぎっしり。
教室にびっしり机と椅子が並べられ、半分ぐらいの席がすでに埋まっていました。
30分前に行けば前の方に座れるだろうと思っていましたが、甘かった!
みなさんお早いです。

見渡すと、女性だらけ…。スタッフの方以外、ほぼ女性です。
私のすぐ前に男性の方が来られたのですが、結局男性は、その方ひとり!
断然、女性の方が薬膳に興味があるということでしょうか。
たまたま抽選で女性ばかり当たったのか…?

とにかく3年間いっしょに勉強する40数名。
今回は隣と方と少しお話しただけでしたが、
次回からはもっとお話できたらいいなと思います。

講義の内容は?


講義を行ってくださったのは、宮西雅人先生です。

もともと会社員をされていましたが「健康に関する仕事をしたい」と
一念発起して40代で中医学の道へ進み、
中国出身の著名な先生に直接中医学を学ばれたそう。

第1回目ということで、中医学の歴史からひもとき、
薬膳とは何か?ということを中心とした講義でした。

まず薬膳とは?というお話。

中国で「おいしい薬膳料理の店はないか?」と
聞く観光客がいるけれど、実はこういったものはない。
なぜなら、薬膳でいちばん大切なのは「食べる人の体質に合っていること」
Aさんには合っていたとしてもBさんには合わない、ということがよくある。
本当の意味で、誰にとっても体に良い薬膳料理というものは、ない。
「薬膳はオーダーメイド」。
ひとりひとりの体質に合わせて食材や料理を選ぶことが大切であり
そのために、中医学の理論や食材の効能を知っておくことが必要。
また、日常的に続けないと効果が出ないので、日々の食材で手軽に作れることが重要。

また最も印象に残ったお話が
現代における西洋医学と中医学の特徴と位置付けです。

西洋医学の特徴
何か不調の症状があれば、その症状を抑える化学物質を使って対処、治療する。
外傷や救急治療、臓器移植、細菌感染症などの部門で優れている。
中医学の特徴
日々の食を基本とし、五臓六腑のバランスをととのえる治療
生活習慣病や難病、未病(病気までには至らないが不調を感じる)などの根本治療に優れている。

どちらにもそれぞれ優れた点があることが認められています。
中国では西洋医学と中医薬を融合した研究や治療が進められ、
欧米先進国では生活習慣病や難病の治療のために
中医学や漢方の研究が急速に進んでいるとのこと。

日本では最近、医療機関で漢方薬を処方されることも増えてきました。
しかし、国が認定した中医師は、日本にはいません。
医療系の教育機関でも、中医学や漢方については概論的なことしか習わないそうです。

私たちにとって当たり前の「食べること」のバランスを崩して、
身体のバランスを崩している人が多い現代。
健康に生きる一つの知恵として、今後ますます
中医学や薬膳の必要性は高まっていくというお話に納得でした。

7月の講義は陰陽五行学説と中医学の治法理論。
いよいよ本格的になっていくのでしっかり聞いてきたいと思います!

薬膳インストラクター養成講座を受けたいとお考えの方。
申し込みは毎年4月ごろになりますので、公式サイト等でご確認ください。
また、京都は遠すぎる…という方、
各自治体でこのような企画がないか調べてみてはいかがでしょう?
もしかしたら、セミナーなどがあるかもしれませんよ!

薬膳インストラクター養成講座 公式サイトはこちら

https://www.kyoyakkyo.or.jp/event/
KYO
中医学や薬膳に出会えたこと自体がよかった!と
思えるようにしっかり知識を身につけて実践したいですね!


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