胃腸の元気に!とうもろこしパワー 

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まだまだ暑いですが、夜はずいぶん涼しくなってきましたね!

KYO

中医学でいう温燥の季節。
肺の働きが盛んになるので、刺激物は控えめに…by教科書

とうもろこしLOVER

今年も両親から、北海道のとうもろこしを大量にもらいました!
子どもの時から私はとうもろこしが大好き。それを知ってる両親、
8月に北海道旅行をした際に、予約してくれていたのです。ありがたいです。

とうもろこしは鮮度が命!
収穫したそばから鮮度がどんどん落ちていく…というのはよく聞く話。

関西ではなかなか新鮮なとうもろこしにお目にかかれないので
北海道から直送されてきたとうもろこしはとっても貴重です。

今年はゆでずに、蒸すオンリー

まずはそのまま、蒸していただきます。
去年までは、とうもろこしの皮をすべて「ベリベリッ!」とはがして、
お湯でゆでていました。この皮を向く作業もゆでるのも、けっこう重労働なんですよね…。

でも今年は違います。皮もヒゲも全部取らなくて済む、
楽チンな「皮つきレンチン蒸し」を覚えたのです!

とうもろこしの皮つきレンチン蒸し

  • ①とうもろこしの一番外側の皮を2〜3枚むく。内側の皮は残す。
  • ②1本ずつ、レンジで2分半加熱(600W)。
  • ③裏返してさらに2分半加熱。
  • ④そのまま冷まし、粗熱を取る。
  • ⑤冷めたら、根元から2cmくらいのところを切り落とす。
  • ⑥ヒゲの方の皮を持ち、実全体を絞り出すようにして取り出す。

↑想像つくでしょうか?写真を取るのを忘れてしまったので、イラストを。(雑ですが…)

レンチンしたとうもろこしの皮の付け根を切り落として、
ところてんのようにムニュ〜ッと押し出します。
するとヒゲもつるんときれいに取れて、ほかほかツヤツヤとうもろこしが登場!

この方法の何がいいかというと

  • ●皮やヒゲを全部取り除く作業がいらない
  • ●お湯をわかす手間がいらない
  • ●栄養分が流出しにくい
  • ●皮がラップ代わりになり、甘みが凝縮する
  • ●ゴミが減る(ラップ不要、皮の体積が減る)

とっても楽なので、おすすめです。ぜひやってみてください!

芯もヒゲも使った炊き込みご飯

そして、お次は、とうもろこしの炊き込みご飯!
ヒゲつきとうもろこしが手に入ったら作る、毎年の恒例メニューです。

去年の記事はこちら

https://www.natugoyomi.com/post-791/

お米は洗って、ご飯土鍋にセット。水は少しだけ多めの方が上手く炊けます。
去年も書きましたが、うちには炊飯器がありません!旦那(陶芸家)の作ったご飯土鍋で毎日ご飯を炊いています。ご飯土鍋はご飯がおいしく炊けて、丸ごと洗えるのがいいところ。

とうもろこしは芯から実を外し、ご飯の上にオン。
芯にも薬効があるので捨てずに一緒に炊くと、
うまみがプラスされ、芯の薬効も加わるそう。
あ、味付けに塩も少々入れるのを忘れずに。

もちろん、ヒゲは捨てません!
薬膳を知らなかったころは、ヒゲはもちろん即ゴミ箱行き。
ですが、今では大事なおヒゲ様。細かく刻んで、一緒に炊き込みます。

ギョクベイジュ(とうもろこしのヒゲ)

利尿作用のある生薬として使われる。天日干しにして乾燥させ、煎じたものが「とうもろこし茶」。結石の対策にも使われる。

この「利尿作用」ってよく聞きますが、ただ尿を出すだけなく、体内の不要なものを尿から排出してデトックス…というイメージを私は持っています。

中医学では利尿作用、本当によく出てきます。体の中のめぐりを良くして、いらないものはしっかり出す。これって、当たり前だけど大切なことなんですよね。

さてご飯の方は、蒸らして、混ぜて…おいしく炊けました♪

とうもろこしのいいところは?

薬膳を勉強していると、「えっ、この食材ってそんなに体にいいものだったの?」
と知ることが多くあります。

例えば、きくらげや山芋(長芋)は、ふだんはそこまで主役にならない食材ですが、薬膳ではかなりの優秀食材。栄養学的にはそんなに…というきゅうりやなすでも、薬膳ではしっかり薬効があるもの。

とうもろこしも、その一つ。あくまで私の中のイメージですが、おいしいけれどそんなに体に良いイメージがなく、「とうもろこし=穀類で糖質が多く太る」と思っていたかも…。(実際はそんなことはなく、栄養もいっぱいですが)

なので、薬膳的なとうもろこしの効能を知って、とても意外でした。

とうもろこしは胃腸の働きを高めるので消化吸収力がアップ。
食欲を回復させ、元気にしてくれます。
また体の熱を冷まして余分な水分を排出するので、むくみが気になる時におすすめ。
ジメジメの季節や、暑い時期に冷たいものを食べすぎて
胃腸が弱ってしまった時などにぴったりの食材です。

【とうもろこし(玉蜀黍)】

  • ■五性:平
  • ■五味:甘
  • ■帰経:脾、肝、腎、大腸、胃
  • ■働き:むくみの解消、疲労回復、食欲回復

お知らせ

最後に、お知らせです。
このブログの記事を「ナースときどき女子」というサイトで紹介していただきました!

https://kango-oshigoto.jp/media/article/2503/

紹介していただたいのは、てんやわんやで作った秋の桂花紅茶の話…笑。
紹介文も素敵に書いていただいて、うれしい♪
他にもお茶の記事が紹介されているので、よかったら読んでみてくださいね!

KYO
今年も桂花紅茶、作ろうかな♪


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