大根って花が咲いても食べられる!?

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2021.4.18加筆
突然ですがみなさん、家庭菜園してますかー!?

KYO
我が家では
旦那と息子が野菜を植える係。
娘と私は食べる専門です

今日は「家庭菜園と菜の花」というライトな話題でお送りします。

庭らしい庭のない我が家。家庭菜園なんてそんな立派なものではありませんが、ほんの少しのスペースで季節の野菜を植えています。

健康のためというよりは、土いじりが好きな旦那(陶芸家)と好奇心旺盛な息子の遊び感覚なのですが、この家庭菜園が食育と食料調達にとっても役に立っているのです。

春…パクチー、ミント、どくだみ(これは勝手に生える)。
夏…トマトときゅうり、オクラ、枝豆、とうもろこし、しそ、バジル。
秋…じゃがいも、さつまいも。
冬…大根、かぶ、ほうれん草、小松菜などなど。

旬の恵みがいただけるし、完全無農薬。何よりとれたてはとっても新鮮!きゅうりや小松菜のとれたては本当においしいんですよ〜。

もちろん、素人の家庭菜園なので、失敗もたくさんあります。今年の冬は大根、かぶ、小松菜、ほうれん草を植えたのですが、残念ながらどれもあまり大きくなりませんでした。

「引っこ抜く、どうする?」と言ってる間に、大根、かぶ、小松菜はどんどん成長して花が咲いてしまった…!

大根の花

かぶの花

小松菜の花

どれもアブラナ科なので、こんなかわいい花が咲くんです。立派な菜の花でございます。

小松菜、白菜、チンゲン菜などアブラナ科の葉物野菜は、葉を早採りして食べるもの。そのまま育ててトウ立ちさせると黄色の菜の花が咲きます。大根もかぶもアブラナ科。花も食べられる!ということで、実験好きな私、食べてみることにしました。

かぶを引っこ抜いた状態

引っこ抜くとこんな状態に!ちょっとシュールです。

ちなみに、もともと食べる部分の大根やかぶはかなり硬くなっています。筋があるので皮を厚くむけば食べられないことはありませんが、ここは花に集中することにしました。

大根が葉っぱを切り落として売られているのは、抜いた後も葉付きだと成長して味が落ちてしまうから。ここまで葉や花が育ってしまうと実の方はイマイチです。

花の先や柔らかい葉をつんで、塩を入れた熱湯で茹でます。冷水にとって、ぎゅうっとしぼって細かく切ります(少々固いところがあるため)。

めんつゆにわさびをよく溶いて、そこに水けをしぼった花や葉を入れてできあがり!

ほろ苦くて大人の味♪今日は大根の花で作ってみましたが、かぶの花も、小松菜の花も、菜の花と近い味わいです。もちろん、家で大根の花をパクパク食べているのはうちぐらい?だと思いますので、もし作る場合は菜の花でどうぞ。

大根の花ではなく菜の花の薬膳的効能になりますが、漢名では蕓臺(ウンダイ)といい、血の滞りを散らすとされます。肝の機能を高める働きがあるので、春に起こりがちな目の充血や、肝が原因の情緒不安定イライラなどの対策にもよいですね。

また薬膳の五味のうち「辛味」が含まれ、体を温めて気血の流れをよくする効能で、吹き出物などの肌トラブルによいとされます。
大根のタネは莱菔子(らいふくし)といい、咳や痰をとる漢方薬になります。

こちらは、小松菜が成長して菜の花になった様子

花に近い茎の部分から摘み取り、ゆでて、だししょうゆでおひたしにしました。

大根の花より柔らかめで、茎の部分もおいしく食べられます。黄色い花も彩りを添えてくれて食卓が華やかに。こちらもほんのり苦みがあって美味です。

ところで、私の知っている薬膳の先生やスタッフの方は、自分で野菜を育てている方がとても多いんです。「無農薬ってそんなに大事なのかな」などと思っていたのですが、ある日ツイッターでこんなことを教えていただきました。

自分が食べるものを『これが血になるのか』と考えながら食べることは大切。さらに、考えながら作ったり、育てることも大切、と。

口に入るものを意識することって、とても大切なんだと気づかされました

「野菜なんて植えるスペースないよ!」という方も、プランターなどで小さな野菜から始めてみてはいかがでしょうか。なかなかできることではありませんが、自分で作った野菜を食べてくらす。究極の養生なのかなと思っています。

KYO
私も人任せにせず
土を触って
野菜を育ててみたいと思います

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