かぜに負けない!症状に合わせて、かぜに効く薬膳を作ろう!

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こんにちは!キョウです。少しずつ春らしくなってきましたが、まだまだ寒いですね。冬〜春先は特に風邪をひきやすい時期ですので、今日は風邪の不調時に使える薬膳をご紹介したいと思います♪

風邪(ふうじゃ)の対処法

中医学で風邪はふうじゃ、まさに「風の邪気」。風邪と一言で言っても、症状やその人の体質、病気の段階によって対処法が違ってくるので、それぞれに合わせて適切に対処することが大切です。

風邪の薬膳風邪の薬膳は効かせることが目的なので、凝った料理ではなく簡単なものでOK。体が辛い時にていねいなものは作っていられないので助かりますね!
風邪の漢方薬風邪は自然に治るものが多いですが、漢方薬を使うとスムーズに早く治るのがメリット。日本では風邪といえば葛根湯のイメージがありますが、風邪のタイプや進行によっては葛根湯が全然効かないということも。風邪の漢方薬を選ぶのは実はプロでも難しいといわれています。

ゾクゾク寒気タイプ

【症状の特徴】

裂けるような頭痛、発熱、悪寒、無汗、鼻詰まり、白くて薄い鼻水、時には咳を伴う、喉が渇かない

ゾクゾクっと寒気がする、体がこる…そんな風邪のひき始めにオススメの「しょうが黒糖茶(姜糖茶)」!冷えや寒さが原因なので、しょうがパワーで体を温めて発汗させることで邪気を追い出します。

しょうが黒糖茶

  • 材料
  • しょうが10g
  • 黒砂糖20g
  • 150〜200ml

  • 子どもの場合
  • しょうが6g
  • 黒砂糖10g
  • 作り方
  • ①しょうがは千切りにする。
  • ②小さめの土鍋などに水を入れ、しょうがを加え、15分ほど煎じる。
  • ③出来上がる直前に黒砂糖を加えて混ぜる。

  • ポイント
  • ✔️食前に、温かいうちに飲む。
  • ✔️しょうがを煎じることで効果を引き出します。

おなじみのしょうがは立派な生薬。血行をよくして体を温めて発汗させ、熱を下げます。黒糖は温め力を強化します。ピリッと辛いしょうがと黒糖のコクのある甘みがおいしい♪風邪のひき始めのほか、冷えからくる生理痛や、冷え性さんにもおすすめです。

ゾクゾク寒気タイプ+胃腸症状

【症状の特徴】

ゾクゾク寒気タイプの症状➕嘔吐や下痢などの胃腸症状

ゾクゾク寒気タイプの風邪のひき始めでお腹の調子が悪い時には「しそ(大葉)」をプラス!

しょうがしそ茶

  • 材料
  • 大葉10g
  • しょうが6g
  • 150〜200ml程度
  • 作り方
  • ①大葉は乾燥させたものがあれば使ってください。なければ生の葉で。
  • ②小さめの土鍋などに水を入れ、大葉としょうがを加え、20分ほど煎じる。

しそは冷えからくる腹痛、下痢を改善させ、風邪にも効果があります。

ゾクゾク寒気タイプ+冷えが強い

【症状の特徴】

ゾクゾク寒気タイプの中でもとても冷える時、手足の痛み

特に寒けが強い時には「白ねぎ」がおすすめ!ねぎの白い部分はれっきとした生薬です。薬学の古い文献には「風邪で悪寒、発熱し、汗が出ず、頭痛がして顔がはれるのを治す」とあります。

白ねぎと豆鼓のおかゆ

  • 材料
  • 白ねぎ5cm
  • 豆鼓(とうち)5g
  • ごま油少々
  • 少々

  • 作り方
  • ①白ねぎは斜め薄切りにする。
  • ②豆鼓は細かく刻む。
  • ③ごま油を熱して①と②を炒め、塩で味付けし、おかゆにかける。

ねぎは「通陽作用」があり、冷えがとても強く手足の痛みがある時に◎!さらに、ねぎ✖️「淡豆鼓(豆鼓とうち)」の組み合わせがいいんです。体全体をあたためて発汗させ、寒さを取り除きます。

「豆鼓とうち」は中華料理食材コーナーなどに売っています。見た目よりも癖がなく、炒め物に少し入れると風味が出てとてもおいしいです! ※塩分を除いたものの生薬名が淡豆鼓になります。

刻んだ白ねぎをたっぷり入れたお味噌汁を飲むのも効果的!飲んだ後はあたたかくして寝ましょう。すでに汗をかいているなら、ねぎは控えて。

のど腫れトラブルタイプ

【症状の特徴】

発熱があり、のどが赤く腫れて痛い、咳、汗が出る、頭痛、鼻水が濃くて黄色い、口が乾く、冷たい飲み物を飲みたがるなど

寒気よりも、発熱やのどの痛みが気になる風邪のひき始めには「ミントティー」!体にこもった熱が原因なので、熱を冷まし邪気を追い出します。

ミントグリーンティー

  • 材料
  • ミント(生でも乾燥でもOK)10g
  • 緑茶5g
  • 羅漢果顆粒 (あれば)5g
  • はちみつ5g(小さじ1)
  • 150ml
  • 作り方
  • ①鍋に水を入れて沸かし、緑茶とミントを10分ほど煎じる。
  • ②羅漢果、はちみつを加える。

ミントと緑茶で体の熱を冷まします。香りや苦味を嫌がる子どもには、煎じたものの蒸気を吸わせるだけでもOK!ウイルスは上気道にあるので蒸気が届いて効果を発揮します。

のど腫れタイプはもともと春〜夏に多い風邪ですが、最近は温暖化や、暖房の使い過ぎによる水分不足などが原因で、冬場でも増えているそうです。

ミントの代わりにドクダミ茶、桑の葉茶、たんぽぽ茶、菊の花茶などもおすすめ!

のどの乾燥対策に

のどの乾燥、軽い痛み、かゆみ、空咳、声のかすれ、口の渇きなど空気がカラカラに乾く時ののどケアには「レモンはちみつ」を。作っておけば、お湯を注ぐだけで「のどケア茶」が完成します。

レモンはちみつ

  • 材料
  • レモン1個
  • はちみつ(スーパーで売っているもの)適量
  • 作り方
  • ①レモンは洗って水けをふいて薄切りにし、タネを取り除く。
  • ②清潔な保存容器に入れ、はちみつを上から注ぐ。
  • ③冷蔵庫で保存し、3日後ぐらいから飲める。

夏のイメージがあるレモンですが、国産ものの旬は冬。レモンの気をととのえる作用は皮にあるので、国産無農薬のものを使ってはちみつ漬けにしておきましょう。

風邪で発熱した時など、体が熱くてのどがカラカラ…というときに、お湯で割ったはちみつレモンをどうぞ。体とのどを潤してくれますよ。

冬から春が旬の金柑もおすすめ。せき、痰を抑えて気をめぐらせてくれます。薬効は皮にあるので、皮ごと食べたり蜜煮にしておけば食べやすさアップ。

かぜの発熱対策に

熱があるのに自然に汗が出ない時
  • ▶︎発汗作用のある食べ物
  • ねぎ、しょうが、しそなど。
  • あたたかいおかゆに、ねぎやしょうがをのせてどうぞ。
熱があって汗をかいている場合
  • ▶︎熱を冷ます食べ物
  • すいか、梨、トマト、オレンジ、りんごなど。
  • フルーツは体を冷やすものが多く、発熱時は体の熱を取るので最適です。食べにくい時はミキサーでジュースにしても。
  • 熱があるからといって、アイスクリームなど極端に冷たいものはNG。自然の食材の冷やす力を利用してください。

中薬の煎じ方

最後に、薬膳を実践するなら知っておきたいのが「基本の煎じ方」。薬効のある生薬を煮出すのに役立ちます。

  1. 道具:土瓶や土鍋
  2. 中薬:大体5~10g(15~30gの場合も)
  3. 1中薬の3cm上ぐらいまで水を入れ、しばらくおく。
  4. 2初めは強火で沸騰したら弱火にする。
  5. 3煎じる時間は中薬によって変える。(短くて15分、長くて1時間)
  6. ✔️煎じる時間は、香りのある生薬(しょうがやミントなど)は15分程度、体の虚弱を補うもの(なつめなど)は30分〜1時間とされています。
  7. ✔️煎じることで有効成分を取り出しやすくします。
  8. ✔️煎じた後の薬汁をお茶として飲んだり、料理に利用します。
  9. ✔️昔から薬膳を作る際は土鍋や土瓶など陶器がよく使われます。数々の生薬を使う際に土鍋だと化学反応が起きにくく、保温力も高いというメリットがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか!?今回は風邪のトラブルに合わせた薬膳の一例をご紹介しました。いざという時にパッと作れるといいですね!

  • ゾクゾク寒気タイプ…しょうが黒糖茶
  • ゾクゾク寒気タイプ+胃腸症状…しょうがしそ茶
  • ゾクゾク寒気タイプ+冷えが強い…白ねぎと豆鼓のおかゆ
  • のど腫れトラブルに…ミントグリーンティ
  • のどの乾燥トラブルに…レモンはちみつ
キョウ
しょうが黒糖茶は中医師の先生に教えてもらったお気に入りです♪ぜひ作ってみてくださいね。


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