アトピー悪化の春、避けた方がいい「発もの」とは?○○○断ちを実践

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春になると肌がカサカサ、かゆかゆ…そんな症状に悩んでいませんか?我が家の娘ちゃんもその一人。春は肌荒れがひどくなります。その体験をもとに、今日は中医学から見た春の肌養生について書いてみたいと思います。

中医学で「肌は内臓の鏡」

中医学薬膳では、肌についてこんな言葉があります。

「肌は内臓の写し鏡」

そう、肌トラブルは肌表面だけでなく「五臓」と関係しています。
というのも、肌を美しく保っているのは「気・血・津液」。その気・血・津液を生み出す五臓六腑の働きが、肌の美しさの決め手!

…ということは食べ物や環境とも大きく関わるということ。
食べ物や生活環境からも見直すのが中医学の肌ケアの特徴です。
そのほか肌状態は✔︎気候✔︎ストレス✔︎年齢などでも変わってきます。

春の肌は「敏感」!肌トラブルが増えるわけ

春に肌荒れが増えるのは、寒暖差や紫外線、気候の影響を受けやすいから。

POINT
  • ◆中医学で春は「風邪の影響」「変化が多い」季節
  • ・陽気が上昇し、皮膚の代謝が盛んになるがまだ不安定
  • ・花粉や黄砂が飛散、春風が肌や粘膜に影響して炎症やアレルギー反応を起こしやすい
  • ・肌が敏感でじんましん、風疹、接触性皮膚炎、痒疹などが起こりやすい
  • ・マスクによる肌荒れも増える

そしてわが家の娘ちゃんも、小さい頃からアトピー体質。春になると急激にひどくなります。

今まで数々の病院にかかり、たくさんの治療を受けてきました。
現在はステロイドなどの薬を一切使わず、漢方治療だけの病院で診てもらっています。その病院で、担当の中国出身の先生にいろいろ聞いてみました。

病院の先生に聞いてみた

先生、なぜ春になるとアトピーがひどくなるんですか?

春は気候の変化やいろいろな刺激がありますからね
娘さんの場合、おそらく花粉が原因でしょう。顔や首など外気と触れる部分に、強く症状が出ていますよね。

え?花粉ですか…

花粉症といえば鼻や目の症状だけだと思いきや、肌荒れがひどくなる場合もあるんですね!

検査では花粉症の反応はなかったんですが…

アレルギーの検査は、検査項目にうまく通ったものしか出ないんですよ。でも玉突きのように、あるものがきっかけで連鎖反応でアレルギーが出ることもあります。だから検査がすべてではないんです。ただ、検査は原因をつきとめる手がかりにはなります。

それから、春はアレルギーやアトピーが悪化しやすい食べ物が多いんですよ。
山菜やたけのこなど、春の旬のものは要注意ですね。茹でてアクが多く出るものはアレルギー反応が出やすいんですよ。

茹でてアクが出るもの?じゃあ茹でて食べればいいですか?

そうではなく、アクが出るということは、本質的にアレルギーが出やすい特徴を持っているということですね。あとは、激辛カレーのような辛いもの、チョコレートなどの甘いもの、カニやエビなど殻付きの魚介類なども要注意です。こういうものは「発もの」というんですよ。

皮膚トラブルが出やすい「発もの」とは

発ものとは
皮膚病が発病or悪化しやすい食材

  • ✔︎辛いもの・熱性のもの
    唐辛子、にんにく、香辛料、しょうが、わさび、ニラなど
  • ✔︎アクが強いもの
    たけのこ、山菜類、きのこなど
  • ✔︎一部の魚介類
    貝類、うに、えび、カニ、太刀魚、さば、すっぽん、淡水魚など
  • ✔︎油っこいもの・刺激性のもの
    カレー、チョコレート、燻製品、コーヒー、油揚げなど
  • ✔︎一部の果物
    竜眼、ライチ、マンゴ、ドリアン、パイナップル、柑橘類、杏など
  • ✔︎ナッツ類
    ナッツ、銀杏、落花生など
  • ✔︎肉類・乳製品
    牛肉、羊肉、あひる、牛乳など
  • ✔︎その他
    アイスクリームなどの冷たい食べ物、濃いお茶、タバコ、アルコール、砂糖、水飴、お菓子、添加物、小麦粉を使ったものなど

えー!こんなにあるんですね…
これ全部食べない方がいいんですか?食べるものがなくなりそう。

発ものは「症状を引き起こしやすいもの・悪化しやすいもの」で、基本的には「アトピーの人なら食べない方が改善が早い」です。

ただし、発ものは人によって違います。
「これを食べたら悪化する」という食材を自分のデータとして知っておいて、それを避けてください。

なるほど、発ものは人によって違うんですね。
娘ちゃんは果物やナッツ、肉類は問題ありませんが、辛いものや添加物系を食べるとすぐにかゆくなります。今では食べ物を見ただけで「これは(アトピーが)出そう」というのがすぐわかるみたいです。

娘ちゃん
チーズホットクとか食べたいけど、これはかゆくなるわってわかるねん

韓国B級グルメのチーズホットドッグは油・辛いもの・ソースの添加物のトリプルパンチで、娘ちゃんには合わないもよう。


  • アレルギーがある人は自分の「食べ物ブラックリスト」を知っておく
  • そしてそれをなるべく避ける

というのが先生からのアドバイスでした。

食べた方がいいもの、食べない方がいいもの

花粉症やアトピーといえばついつい「○○を食べればよくなる」、そんな情報を取り入れてしまいがちですがむしろ「食べない方がいいもの」に気をつけた方がいいのかもしれません。

  • アレルギー対策の食事ポイント
  • ✔️旬の野菜を中心にあたたかいものをよく噛んで食べる
  • ✔️冷たいもの生もの、甘いもの、脂っこいものを控える
  • ✔️3食バランスよく食べる
  • ✔️加工品を控える
  • ✔️食べ過ぎを控える

具体的にはどんな食事をすればいいの?というとこちら。

  • 白身魚やアクの少ない野菜を中心に
  • 基本あっさりした薄味で
  • あたたかい和食、なるべく手作りした食事

これが意外と難しいんですよね…
でも、本質的な改善のためには地道に気をつけていきたい!

アイスクリーム断ちでアトピー改善へ!

昨年の春はかなりアトピーが悪化した娘ちゃん。
そこで昨年の夏に「アイスクリーム断ち」を実践!
アイスクリームは発ものであり、中医師の先生も食べない方がいいとおっしゃっていたもののひとつです。

昨年食べたアイスクリームはゼロ!ジュース、お菓子もほぼカット。
そして病院での漢方治療(内服・外用)を続けました。そのおかげか、今年の春はほとんど症状が出ずに済んでいます。

アトピーの薬膳

アトピーの症状が激しい時は余分な「熱」「湿」を取るものがおすすめ。
私がアイスクリームの代わりによく作ったのが「緑豆のおしるこ」です。

緑豆は体内の余分な熱と湿を尿で出す力があります。
夏の養生にもぴったり。昆布を少し入れて、利尿作用を高めています。

\アトピーの原因は飲食不節/

アトピーの原因は飲食で生まれた余分なもの。
→冷たいものなどをたくさん食べると余分な老廃物「宿邪(しゅくじゃ)」が生まれる
→すぐには症状に出ず、体に蓄積される
→宿邪に花粉やホコリなど原因物質の刺激が加わり発症する

つまりアトピーや花粉症が出やすい人は胃腸が弱く「宿邪がたまりやすい人」。こういった考え方があります。

花粉症もアトピーも、アレルギーの大元の原因は同じなんですよ。
食生活に気をつけて、五臓のはたらきがしっかりすればかなりの部分が改善できますよ。(By中医師の先生)

薬などの対応だけでなく、食生活も見直す参考にしてくださいね。

↓こちらの記事もご参考に

花粉症はいつ、どうやって治す? 意外な中医学の考え方を知る
春先になると誰もが気になる花粉症。日本に住む人の3人に1人はなんらかのアレルギー症状があるといわれますよね。今日は花粉症の漢方的対策について、中医学の視点から興味深いお話を聞いたので、簡単に書いてみようと思います。
キョウ
引き続き娘ちゃんの経過に気をつけていきます!


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