とうもろこしのひげ、捨てちゃダメ!一緒に食べてむくみスッキリ。

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フリーのコピーライターをしながら、のんびり薬膳の勉強をしているKYOです。

KYO
最近は突然豪雨が多いですね〜!

北海道へ長期滞在している母から、大量のとうもろこしが届きました。


夫婦でゆったり北海道に長期滞在。これ、リタイア世代に流行っているんだとか。
数年前からうちの両親は、夏になるとこのスタイルで過ごしています。

「ええどすなぁ。うちは毎日、仕事に子育てに、てんてこまいですわぁ」

と、心の中で京女風に僻んでみましたが、とうもろこし以外にもいろいろとお土産をもらうので、僻むどころか、ちゃんと感謝しろという話です。笑

それにしても我が母。とうもろこしの送り方が豪快すぎる!
7本入りを5セット、つまり35本を一気にドカンと箱で送ってきた!

こんな大量のとうもろこし…うちは四人家族やで!?と思いつつ、とにかく鮮度が落ちないうちに、子どもに手伝わせて、皮むき開始。
収穫したそばから鮮度が落ちていくという、とうもろこし。一刻の猶予もなりません!


ベリベリ、ベリベリッとはがし、ふさふさのひげに取りかかります。
おしゃれヒゲの男性は好きな私ですが「とうもろこしのひげっていいな」と思ったことは今まで一度もありません。

1本ちょろっと出ているのも「煩わしいわ、捨ててやる〜!」と、抜いて抜いて抜きまくります。

ちょっと待ったー!!!

とうもろこしのひげ、捨てちゃダメ!
薬膳を学び始めた今、とうもろこしのひげを捨てるわけにはいきません。

はい、知りませんでした。
とうもろこしのひげが、立派な生薬だなんて!その名も「ギョクベイジュ」。
そもそも、ひげが食べられることすら、知りませんでした。

とうもろこしのひげのすごいところ。それは、むくみスッキリ効果。
体の中の余分な水分をしっかり出してくれるんだそう。利尿作用に関しては、実よりひげの方が優れているのだとか!

夏は汗をかくから…と、冷たいものをがぶがぶ飲んで、クーラーの効いた部屋でのんびり海外ドラマでも見ていた日には、あっという間に足がパンパンになりませんか?

足先がクーラー並みに冷たくなって、ジーンと痛くなりませんか?

あのつら〜い夏の症状にならないために、とうもろこしご飯を作ることにしました。

まず、とうもろこしは、皮をむいて包丁で身をそぎ落とします。

ひげの茶色くてかたい部分はさすがに食べられないので、切り落として、白く柔らかい部分だけを使います。みじん切りにして、お米と一緒に炊き込んでいただきます。

「食べられるのかな?」とこの時点では、ちょっと不安。なんせ、食べたことがないですからね。

そして、洗ったお米、とうもろこしの軸、ひげ、実、塩としょうゆを、ご飯土鍋に入れて炊き始めます。いっしょに軸も炊くのは、軸にも甘みと栄養分があるから。炊き上がったら、取り出します。


あ、我が家には、炊飯器がありません。
陶芸家の旦那による、手作りのご飯土鍋でございます!炊飯器を捨てて早10年近くになりますが、不便だと思ったことは一度もありません。ごはんがとってもおいしく炊けるんですよ〜。とさりげなく宣伝。笑

さあ、ご飯土鍋がボコボコと沸騰してきたら、火を止めて、蒸らして10分ほど。
この蒸らしが重要です!ふっくらおいしく炊き上がるコツなんですよね。
蒸らしたあと…おそるおそる開けてみると!ふわ〜っと、たちのぼるとうもろこしの香り。できた〜♪

お茶碗に盛って、食べてみると。

ちょっと水分量が少なくて、かための仕上がりになっちゃいましたが、とうもろこしの甘みがおいしい!気になっていたひげも、そこまで気になりません。ちょっと風味があるけれど、それもおいしさのひとつかな、なんて。

口の中でホクホクごはんと、甘み豊かなとうもろこしの実がプチプチはじけて、とっても幸せな気分です♪

とうもろこしのひげを使っただけのお手軽すぎる薬膳?ごはんですが、ちょっぴりドヤ顔ならぬ、ドヤ気分。あとはボディの余分な水分が抜けたらいいな♪なんて。

今まではベリベリはがして捨てていたとうもろこしのひげ。
今度は、乾燥させて「ひげ茶」もやってみたいなと思いました!

KYO
役立つひげ…もう捨てられない♡
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