Any協会が関連する!国際薬膳調理師について

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Anyと関連する「国際薬膳調理師」とは?

日本で取得できる薬膳資格のうち「国際薬膳調理師」についてまとめました。

KYO

似た名前のものが多くてややこしい…

どういった資格なの?

「国際薬膳調理師」は
中国中医薬研究促進会が認定する資格

「中国中医薬研究促進会」は、中国政府の国家中医薬管理局に所属する組織です。

この「国際薬膳調理師」と関連しているのが、Any協会です。
Any協会が認定する「薬膳インストラクター」資格を持っていることが、「国際薬膳調理師」を受験する条件となります。

Any協会について

  • ANY(ALL NIPPON YAKUZEN ASSOCIATION)は、全日本薬膳食医情報協会(NPO法人)。
  • 日本中医学院認可の薬膳教育機関であるとともに、全国の薬膳研究家、食医を連携する情報機関です。
  • 東洋の栄養学といえる「薬膳」を正しく認識し、日々の生活に役立てるための普及活動を行っています。
  • Anyの教育部門である薬膳教育指導部は、日本中医学院が認可した薬膳専門の指導機関です。
  • 姉妹機関に日本中医食養学会があります。
◎認定資格を取得するまでの大まかな流れ

「国際薬膳調理師」を取得するためには、まず、Anyが主催する薬膳アドバイザー(初級)の課程を修了し、薬膳インストラクター(中級)の認定を受けることが必要です。中級で、弁証施膳(薬膳レシピの組み立て方)を学びます。

【初級】薬膳アドバイザー
主催者:Any

【中級】薬膳インストラクター
主催者:Any

【上級】
国際薬膳調理師

中国中医薬研究促進会認定

◎初級と中級で学ぶ内容は?
初級(薬膳アドバイザー)
陰陽理論、五行理論、気血津液、薬膳学、弁証施膳の5教科を学びます。
中級(薬膳インストラクター)
陰陽理論、五行理論、気血津液、薬膳学、弁証施膳、中医学概論、臓腑理論、病因、病機、診断学、中薬学、方剤理論、営養学の13教科を学びます。
上級(国際薬膳調理師)はさらに中級の内容を深く学びます。

◎初級と中級の学習方法について

下記の中からいずれかを選ぶことができます。

薬膳本科(通学)月2回通学(東京)
半年間で初級から中級までを学ぶ
全課程修了後は無試験で薬膳インストラクター(中級)の認定資格が得られる216,000円(税・テキスト代含)、
30,000円(入学金)
スクーリング(受験対策講座)【初級】1日間5時間
【中級】2日間10時間
資格取得のための受験講座【初級】30,000円
【中級】60,000円
通信講座【初級】基礎知識
【中級】理論からレシピ作成まで
通学できない人のための講座【初級】20,000円
受験料:25,000円
【中級】40,000円
受験料:50,000円

初級〜中級の認定試験は、東京のAny協会ほか、Any協会認定の認可施設による地方開催もあります。

他の機関が認定する資格との違いは?

Anyは日本中医学院(旧・国立北京中医薬大学日本校)の協力機関であり、調理部門から薬膳の学びを深めたい人にとって、国際薬膳調理師資格取得のための登竜門となります。学びの入口が中医学からであるところが、他の機関との違いです。

資格取得のためには中医学理論を学ぶ必要があり、深く学びたい人・プロ志向の人に適しています。

「国際薬膳調理師」の受験料は?

■受験料:147,000円(一般・会員共通)
■集中受験対策講座(3日間):60,000円(会員) 70,000円(一般)となっています。

「国際薬膳調理師」の認定試験場所は?

資格試験は、東京都文京区にある日本中医学院(旧国立北京中医薬大学日本校)などで、毎年2回ほど行われます。受験者数が多い場合、神戸、名古屋で同時開催する場合があります。試験は日本実行委員会が代行し行われます。

これまでの資格認定者数は?

「国際中医薬膳師」は600余名
「国際薬膳調理師」は220余名
(2017年12月現在)

国際薬膳調理師はまだ数が少なく、希少性があるといえます。

まとめ

「国際薬膳調理師」は中国中医薬研究促進会が認定する資格。
「国際薬膳調理師」を受験するためには、Anyが認定する「薬膳インストラクター」資格が必要です。「国際薬膳調理師」は、いずれは薬膳の指導や教室などをしたいという人に特におすすめの資格です。

KYO
理論からしっかり学びたい人、いずれ教室を開きたい人などに向いている資格だと感じました
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