京町家で中華&酸梅湯!「なんちゃって酸梅湯」を作ってみた

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こんにちは!キョウです。つい先日、地元・京都の中華料理のお店でランチ&酸梅湯(さんめいたん)というドリンクを体験してきたので、ご紹介したいと思います!

京都の町家で中国家庭料理

今回訪れたのは「雪梅花 菜根譚 (シェイメイホァ サイコンタン)」 。京の台所と呼ばれる錦市場にほど近い場所にあるお店です。

いつもなら歩きづらいほど人が多い錦市場も、人影がまばら。ちょっと寂しいですね。ここを横目で見ながら…

着きました!見てください、このお店の外観!この雰囲気が京都らしくてステキなんです。

京都にはぽつぽつと京町家が残っていて、京町家を改造したカフェやレストランが人気。こちらもそのひとつで、築130年以上の建物をお店として使っているそうです。

「雪梅花 菜根譚 (シェイメイホァ サイコンタン)」は、伝統的な京町家でいただく中国家庭料理店。京野菜や根菜などを使った、京都らしい中華料理がいただけるのが特徴です。

そして人気メニューが、薬膳的食材をたっぷり使った「薬膳太極鍋」

  • 丸鶏をクタクタに煮込んだコラーゲンたっぷりのスープに、なつめ、陳皮、龍眼肉、八角、クコの実、しょうがなどを煮込んだ薬膳白湯スープ
  • ネギ、しょうが、唐辛子、山椒など香辛料をきかせた新陳代謝を高める麻辣スープ

この2種類のスープでいただくお鍋です。とっても惹かれるのですが、2名からの注文ということで、今回は断念。

中に入っていくと土間になっていて、おくどさん(台所)があります。実際に使われていて、風情たっぷり。

奥に細長いのが京町家の特徴ですが、こちらも細長い作りです。台所を通って奥が客席。2階席もあり、土日でお客さんが多い時などに使われるそうです。


とても風情のあるお部屋。落ち着いた雰囲気です。

待っている間に、烏龍茶のサービスも。

メニューはお弁当風のランチコースが。薬膳的に秋にぴったりの主菜で惹かれたのですが、今回はおひとりさまということで、単品の白胡麻坦々麺をチョイス。

注文した白胡麻坦々麺が運ばれてきました!見た目からして、とっても辛そう。白濁したスープは、辛いけれども濃厚な旨みがあふれるのでついつい飲んでしまうおいしさ。白胡麻がプチプチしてアクセントになっています。

唐辛子の辛さだけでなく、花椒(中国の山椒)を使っているからか、どこか爽やかな香りがしてスキッとする辛さ。まろやかさ・濃厚さ・辛さが三位一体となって一気に広がります。

この日は暑かったので、食べると一気に汗が吹き出して止まらない!いつもは冷えてあまり汗が出ない私ですが、この坦々麺は汗がダラダラ…こういうメニューは、湿気が強い時にいいんですよね。梅雨時やむくみが気になる時に食べたい一品です。

あまりにも汗が止まらないので、何か飲もうかな〜と思ったら、メニューに「酸梅湯(さんめいたん)」と「山査子ジュース」を発見!どちらも薬膳好きにはたまらない、夏にぴったりのサッパリ系ジュース。うーむ、これは迷う。

店員さんに「どちらが飲みやすいですか?」と聞いてみたところ、「酸梅湯ですね〜」とのことなので、さっそく追加注文。

酸梅湯(さんめいたん)とは

「湯」とは書くものの、冷たいジュースのこと。中国や台湾では気軽に飲める夏の定番ドリンクで、1000年もの歴史があるんだとか!漢方薬にも使われる、梅の実を燻製にした「烏梅(うばい)」が主役の、医食同源的飲み物なんです。

酸梅湯が運ばれてきました。あれ、赤くない。酸梅湯といえば赤というイメージがあったのですが、茶色。っていうか、見た目は「冷たい麦茶」です(笑)。

酸梅湯のことを知ってはいたものの、ちゃんと飲むのは初めて!さっそく飲んでみると…おいしいー!ほんのり甘酸っぱっくて、思ったより酸味がやわらかです。そして、ふわっと鼻を抜ける、スモーキーな独特の香りが個性を出しています。

さっぱりとした味わいに、止まらなかった汗も一気にス〜ッと引いていったのでした。町家でいただく中華&酸梅湯、暑い日にぴったりのおいしさを楽しむことができました♪

  • 「雪梅花 菜根譚 (シェイメイホァ サイコンタン)」
  •   京都府京都市中京区井筒屋町417
  • 【ランチ】11:30 – 15:00 (L.O.14:00)
  • 【ディナー】17:00 – 22:00(L.O.21:00)
  •  https://kiwa-group.co.jp/xeumeihua_saikontan/
  • 営業時間等は変更になっている場合がありますので、店舗にご確認ください。

酸梅湯(さんめいたん)のこと

さて、あらためて酸梅湯のことをまとめておきたいと思います。

酸梅湯は、明の時代の薬学古典「本草綱目」にも記載があるといわれるほど、中国で古くから親しまれている夏の定番ドリンク。

主役になるのは「烏梅(うばい)」という、いぶした未熟な梅の実。これに、消化を促進するとされる山査子、甘草などを加え、砂糖で甘味をつけた飲み物です。

暑気払いにぴったりといわれるのは、余分な熱を冷まし、酸味の引き締める作用で汗のかきすぎを抑え、食欲不振や消化不良、喉の渇きなどの夏の体調不良をやわらげるとされるから。漢方的な味わいかと思いきや、とても飲みやすいので、中国の子どもたちも大好きなんだそうですよ。

日本ではあまりお目にかかることがありませんが、中国や台湾では夏のドリンクとしてなじみ深い酸梅湯。コンビニやスーパーでもよく売られているそうです。本当に暑い日にぴったりなので、もし出会う機会があればぜひ飲んでみてくださいね。

梅ジュースで「なんちゃって酸梅湯」を作ろう

日本で「烏梅」は手に入りにくいですが、青梅の梅ジュースならたくさんある!ということで「なんちゃって酸梅湯」を作ってみることにしました!烏梅を使わないので、独特のスモーキー感はありませんが、甘酸っぱくて爽やかなおいしさはまさに「酸梅湯」です。

  • 材料
  • ハイビスカスティ、山査子、陳皮、青梅シロップ、水…適量
  • 山査子の代わりにパイナップル、陳皮の代わりにレモン果皮でも。レモン果皮は煮込むと苦味が出るので、最後に加えるのがおすすめ。
  • 作り方
  • ハイビスカスティ、山査子、陳皮に水を加えて20分ほど煮出して、材料をこす。仕上げに梅ジュースをミックス。お好みで炭酸水を加えても。

酸梅湯といえばハイビスカスの「赤」というイメージだったのですが、ハイビスカスを入れるバージョンと入れないバージョンがあるようです。入れると赤い色が映えて気分もアップするのでオススメ♪

私が使ったのは沖縄産のハイビスカスティ(サブダリファ)。よく知っているあのハイビスカスではなく、食用の品種があるんですね〜。生薬名は洛神花といいます。

洛神花(サブダリファ/ローゼル)

強い酸味と豊富なビタミンCを持ち、肉体疲労の回復に最適。体の熱を取り、暑気あたりやスポーツ後に最適。

梅ジュースにハイビスカスティーをミックスするという発想がなかったのですが、酸梅湯のおかげでおいしい一杯の完成♪

夏から残暑の厳しい時期にぴったりなので、多めに作って冷蔵庫に入れておくと重宝します。

中華街などの薬膳食材のお店では材料がパックされた「酸梅湯キット」なども売っているので、見つけたらぜひ試してみてくださいね〜。おいしい上に異国情緒が楽しめますよ♪

キョウ
体に効きそうなのに、
甘酸っぱくてジュース感覚!
来年も作りたいと思います♪


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